不動産の売却方法の1つである買取とは？向いている方や注意点も解説！

不動産を売却する方法は、仲介だけではありません。
買取と呼ばれる方法は、スピーディーに手続きが進むので、売却を急いでいる方などにおすすめです。
そこで今回は、買取のメリットやデメリット、向いている方の特徴や注意点などを解説します。
木更津市の金田東や金田西で不動産の売却をご検討中の方は、ぜひご参考にしてください。

不動産買取と仲介のメリットとデメリットとは

不動産のおもな売却方法には、買取と仲介があります。
買取とは、不動産会社が物件を直接買い取る方法です。
仲介とは、不動産会社を介して買主を見つけ、物件を売却する方法です。
このように、2種類の売却方法は特徴に大きな違いがあるため、メリットとデメリットも異なります。
それぞれの方法をしっかりと理解したうえで、ご自身に適した方法を選ぶと、満足のいく結果につながるでしょう。
そこで、買取と仲介のメリットとデメリットを、それぞれ確認しておきましょう。

買取のメリットとデメリットとは

買取のおもなメリットは、以下の3点です。

• スピーディーに売却できる
• 仲介手数料がかからない
• 契約不適合責任の心配が軽減する

買取は買主を探す必要がないため、スピーディーに売却できることが大きなメリットです。
仲介は通常3か月から半年ほどかかりますが、買取なら7日から1か月ほどで売却できます。
また、不動産会社を介して売却を達成したときに発生する仲介手数料は、買取では発生しません。
そのため、売却にかかる費用の負担が軽減します。
さらに、契約不適合責任の心配が軽減することも、買取のメリットです。
契約不適合責任とは、売却した不動産の品質などが契約内容と異なる場合に、売主が負う責任です。
買主が不動産会社の場合は、契約不適合責任が免除される条件で契約することが多いので、責任を問われる心配が軽減するでしょう。
ただし、買取には相場よりも買取価格が安くなるデメリットがあります。
その理由は、不動産会社が物件を再販売する際にかかるコストなどが、買取価格から差し引かれるからです。
一般的に、買取価格は相場の6～8割ほどになると言われています。

仲介のメリットとデメリットとは

仲介のメリットは、相場に近い金額で売れる可能性があることです。
売主が売却価格を設定できるので、相場に近い価格で売り出して買主が見つかれば、買取よりも高く売ることができます。
ただし、仲介手数料が発生するので、買取よりも費用はかかるでしょう。
また、買主がなかなか見つからないと、売却できるまでに長い時間がかかる可能性があります。
そして、契約不適合責任を負うリスクがあることも、仲介のデメリットです。
契約不適合責任を回避するためには、売却前に物件の状態などを入念に確認する必要があり、手間や費用がかかるでしょう。

▼この記事も読まれています
不動産売却時に締結する媒介契約とは？3種類ある媒介契約の特徴を解説！

不動産売却で仲介より買取が向いている方の特徴とは

仲介と買取は特徴が違うので、向いている方も異なります。
ご自身にあまり向いていない方法を選択すると、満足のいく結果にならない可能性があるので注意が必要です。
仲介は相場に近い金額で売れる可能性があるので、「できるだけ高く売りたい」と希望する方に向いている方法です。
また、3か月から半年ほどの期間をかけられる方や、そのくらいの期間で売却できそうな不動産にもおすすめできます。
では、買取に向いているのは、どのような方なのでしょうか。

買取に向いている方①急いで売却したい

不動産の売却を急いでいる方には、買取がおすすめです。
たとえば、早急に現金が必要なときや、期限までに売却を終わらせたいときなどは、スピーディーに売却できる買取を選択したほうが良いでしょう。
なお、買取にはすぐに売却する「即時買取」と、仲介で一定期間売れなかったときに実行される「買取保証」があります。
売却に使える時間に少し余裕がある場合は、相場に近い金額で売れる可能性のある買取保証も検討してみましょう。

買取に向いている方②売却を周囲に知られたくない

転勤や離婚などの周囲に知られたくない事情があり、不動産売却を内密に進めたい場合も、買取が向いています。
仲介では、物件のチラシを近隣に配ったり、インターネットに物件情報を載せたりなどの販促活動が必要です。
購入検討者による物件の内覧も都度おこなわれるので、周囲に知られずに売却を進めることは難しいでしょう。
その点、買取は販促活動が不要で、内覧も不動産会社がおこなうのみです。
そのため、仲介よりも周囲に知られてしまう心配は軽減するでしょう。

買取に向いている方③条件が良くない物件を売りたい

「建物が古い」「駅から離れている」などのように、条件が良くない物件は、買主がなかなか見つからないかもしれません。
そのため、始めから買取を選択したほうが、時間を節約できる可能性があるでしょう。
また、建物が古いと、先述した契約不適合責任に問われるリスクが高まります。
古い建物には、売主が気付かない不具合が存在する可能性があるからです。
売主が把握していない不具合でも、契約書に記載されていない場合は契約不適合責任の対象になります。
契約不適合責任が心配な方は買取を選択したほうが良いでしょう。

▼この記事も読まれています
不動産を売却したときに必要な確定申告の手続き方法を解説！

不動産買取を選択する際に押さえておきたい注意点とは

不動産買取には、さまざまなメリットがある一方で注意点もあります。
注意点を知らずに選択すると、思わぬ事態が生じてしまうかもしれません。
そこで、とくに押さえておきたい注意点を3つ、確認しておきましょう。

不動産買取の注意点①相場より買取価格が安い

先述のとおり、不動産会社が物件を再販売する際のコストなどが差し引かれるため、買取価格は相場よりも安くなります。
そのことを知らずに買取を依頼すると、得られるお金が予想よりも少なくなるかもしれないので、注意しましょう。
ただし、仲介を選択した場合でも、売却金額が相場より安くなることはあります。
とくに、買主が見つかりにくそうな条件の物件を仲介で売ろうとすると、時間がかかるうえに値下げせざるを得なくなるかもしれません。
その点もふまえて、適した売却方法を選択しましょう。

不動産買取の注意点②住宅ローンの完済が必要

売りたい不動産の住宅ローンが残っている場合は、売却金や手持ちの資金で完済しなくてはなりません。
その理由は、住宅ローンを完済しないと、不動産の抵当権を抹消できないからです。
抵当権が設定されている不動産の売却は、買取だけではなく、仲介でも難しいでしょう。
そこで、住宅ローンが残っているときは、残債と査定額を比べてみましょう。
査定額のほうが残債よりも多い場合は、売却金で住宅ローンを完済して抵当権を抹消できるので、不動産売却が可能です。
残債のほうが査定額よりも多い場合は、手持ちの資金を足して完済できるかどうか、検討してみましょう。

不動産買取の注意点③リフォームやリノベーションはしない

不動産は、売却前にリフォームやリノベーションを実施すると、高く売れると思うかもしれません。
しかし、リフォームやリノベーションにかかった費用を回収することは難しいため、思うような費用対効果が見込めない可能性があります。
買取でも、リフォームなどにかかった費用の全額が価格に上乗せされることはほぼないので、出費がかさむ結果になってしまいます。
そのため、物件の印象を良くしたい場合は、費用をかけずにできる掃除や整理整頓を入念におこないましょう。

▼この記事も読まれています
不動産売却時におこなうインスペクションとは？かかる費用についても解説！

まとめ

不動産買取は、スピーディーに売却を完了できるので、現金化を急いでいる方などに向いている方法です。
契約不適合責任を問われる心配が軽減するので、古い物件を売りたい方にもおすすめです。
ただし、相場よりも買取価格が安いなどの注意点があるので、それらをふまえたうえで選択しましょう。
木更津市で不動産売却するなら株式会社ケー・ビー・オーへ。
不動産売却だけではなく、不動産買取も対応可能です。
お客様のご希望に添えるよう真摯に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。