2023-08-15
不動産を売却する際は、媒介契約と呼ばれる契約を結ぶことがあります。
媒介契約は3種類あり、特徴が異なるので、適した契約を選ぶためにはそれぞれをしっかりと把握することが大切です。
そこで今回は、木更津市の金田東や金田西などで不動産売却をご検討中の方に向けて、媒介契約について解説します。
選ぶときの注意点なども解説しますので、ぜひご参考にしてください。
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目次
不動産を売却する方法には、「仲介」と「買取」の2つがあります。
仲介とは不動産会社を介して買主を見つける方法で、買取とは不動産会社が物件を直接買い取る方法です。
そして、仲介の際は「媒介契約」、買取の際は「売買契約」を不動産会社と結びます。
売買契約は不動産以外でも取り交わすことがありますが、媒介契約は聞きなじみがないかもしれません。
媒介契約とは、不動産の売却活動をおこなうときの条件や、売買が成立した場合の仲介手数料の金額などを決めて取り交わす契約です。
媒介契約には3つの種類があるので、それぞれの特徴を確認しておきましょう。
一般媒介契約のおもな特徴は、以下の3つです。
3種類のうち、複数の不動産会社と契約できるのは一般媒介契約だけです。
そして、ご自身で買主を見つけた場合は、不動産会社を介さずに直接取引をおこなう「自己発見取引」ができます。
ただし、不動産会社には、レインズへの登録と販売状況を報告する義務がありません。
レインズとは、物件の情報交換ができるコンピューターネットワークシステムで、登録されると会員の不動産会社が物件情報を閲覧できます。
そのため、売却につながる効果が期待できますが、一般媒介契約の場合は必ずしも登録されるわけではないことに注意しましょう。
専任媒介契約のおもな特徴は、以下の3つです。
専任媒介契約は1社としか契約できませんが、契約した不動産会社にはレインズへの登録と販売状況の報告が義務付けられます。
レインズへの登録は契約から7日以内、報告は14日に1回以上と定められています。
専属専任媒介契約は、以下のような特徴がある契約です。
1社としか契約できず、自己発見取引もできないので、制約が多いように思うかもしれません。
ただし、レインズへの登録は5日以内、販売状況の報告は7日に1回以上となるので、よりしっかりとしたサポートを感じられるでしょう。
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不動産をできるだけスムーズに売却するためには、3種類のなかから適した媒介契約を選ぶことがポイントです。
3種類の媒介契約は特徴がそれぞれ異なるので、メリットとデメリットも違います。
どの媒介契約が適しているかを判断するためには、それぞれのメリットとデメリットをきちんと把握しておきましょう。
一般媒介契約のメリットは、制限が比較的少ないことです。
複数の不動産会社と契約できて、自己発見取引も可能なので、より良い条件を選んで売却することができるでしょう。
ただし、複数の不動産会社と契約すると、やり取りが煩雑になる可能性があります。
不動産会社には販売活動の状況報告をする義務がないので、確認や変更などがあるたびに、ご自身で問い合わせをしなくてはならないでしょう。
また、レインズに登録されなかった場合は、物件情報が拡散されにくいため、売却が長引くかもしれません。
専任媒介契約のメリットは、不動産会社にレインズへの登録義務や販売活動の状況を報告する義務が生じることです。
しっかりとしたサポートを感じられ、安心して不動産売却を進めることができるでしょう。
そして、ご自身で買主を見つけた場合は不動産会社を介さずに取引ができ、仲介手数料がかかりません。
デメリットは、1社としか契約できないため、自由度が低めであることです。
ただ、その分緊密な連携を図れるので、必ずしもデメリットになるとは限らないでしょう。
専属専任媒介契約も、不動産会社にレインズへの登録義務や販売活動の状況を報告する義務があり、しっかりとしたサポートを感じられることがメリットです。
3種類のうち報告頻度がとくに高い契約なので、より安心感を得られるでしょう。
デメリットは、1社としか契約できないことにくわえて、自己発見取引もできないことです。
ご自身で買主を見つける可能性がある場合は、ほかの媒介契約を選んだほうが良いかもしれません。
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特徴の異なる3種類の媒介契約からご自身に適したものを選ぶ際は、メリットやデメリットだけではなく、注意点も押さえておくことが大切です。
とくに押さえておきたい注意点を3つ挙げて、それぞれ解説します。
不動産を売却する際は、いつまでに売却したいのかを考えることが大切です。
なぜなら、その期間によって適する媒介契約が変わるからです。
たとえば、早めに売却したい場合は、サポートが手厚い専任媒介契約か専属専任媒介契約を選んだほうが、早期売却につながると考えられます。
時間に余裕がある場合は、より良い条件を選べる可能性のある一般媒介契約を検討しても良いでしょう。
なお、仲介による不動産売却は通常3か月から半年ほどの期間がかかるので、それよりも早い売却を希望する場合は買取も検討してみましょう。
買取は不動産会社が物件を直接買い取るので、買主を探したり内見をおこなったりする必要がなく、短期間で売却を完了できます。
どの媒介契約が適しているかは、不動産の特徴によっても変わります。
たとえば、一般媒介契約は自由度の高い契約なので、売り出したらほどなく購入希望者が現れそうな物件におすすめです。
一方、売りにくそうな物件は専任媒介契約か専属専任媒介契約を選ぶと、不動産会社と緊密に連携を図りながら、着実に売却を進めることができるでしょう。
売りにくそうな物件なのに一般媒介契約を選択すると、なかなか買主が見つからない可能性があるので注意しましょう。
媒介契約は、選ぶときだけではなく、契約を締結する際にも注意が必要です。
媒介契約を締結する際の注意点は、契約内容をしっかりと確認することです。
契約に違反すると、違約金を請求される可能性があるので気を付けましょう。
また、仲介手数料の金額や支払時期、それ以外に費用が発生するケースなども十分に確認することが大切です。
売却活動にかかる費用は、基本的に仲介手数料に含まれますが、通常の範囲を超えた場合は別途費用がかかるかもしれません。
たとえば、特別な広告の作成費用は別途請求される可能性があるので、希望する場合は事前に確認しておきましょう。
不動産を売却する際、不動産会社を介して買主を探す場合は媒介契約を締結します。
媒介契約は3種類あり、特徴やメリットなどがそれぞれ異なります。
満足のいく結果につなげるポイントは、適した媒介契約を選ぶことなので、3種類の違いをしっかりと把握してから選択しましょう。
木更津市で不動産売却するなら「(株)ケー・ビー・オー」へ。
不動産売却だけではなく、不動産買取も対応可能です。
お客様のご希望に添えるよう真摯に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
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